第23回英国科学実験講座 クリスマスレクチャー2012@慶応義塾大学

クリスマス・レクチャーは英国王立研究所が冬に開催する子供向けの科学実験講座。
電磁気学の父として知られるファラデーが科学の楽しさを子どもたちに伝えるために1825年に始めたのが最初だそうです。

日本でもこのレクチャーが始まり、今年で23回目…

今年のテーマは「脳を科学する」  "Meet your brain"

講師は英国プリストル大学のブルースト・フット教授

子どもたちにはもちろん、私たち大人にも楽しめる素晴らしいレクチャーでした。

「人の頭の中はどうなっているの?」
「人の心が読めますか?」
と、内容は二部に分かれて構成されています。

会場から次々とボランティアを募り、マジシャンや医者などの多彩なゲスト…。
生後3か月のあかちゃんもお母さんと登場…。
大掛かりな実験もありました…。

どれもジョークの絶えない演出が組み込まれ、まったく飽きさせないものでした。

そんな中にも、「社会的動物とは、他者の動きにあわせたり、先を読もうとしたり、意思の疎通を図ろうとするもの」など、大変重要な定義も内容に含まれています。
よって、私たち人間は、社会的な動物として、行動しなくてはいけない…という事ですよね…

大学の先生が、このようなエンターティナーだなんて…。
全ての先生が皆というわけではないのでしょうけど、ハーバート大学のマイケル・サンデル教授にしろ、海外の大学教員のプレゼンテーション力の高さ、その場で意見をまとめ授業を構成してゆく能力の高さ…。素晴らしいですね

来年も参加させて頂きたいイベントでした。

主催は、読売新聞社とブリティッシュカウンシル。

詳しい内容は、こちらです

http://event.yomiuri.co.jp/CL_2012/


JUGEMテーマ:夏休み




 

at 13:00, HarumiYasuda, 科学

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新日本製鉄を見学

昨日は…
春の嵐がじわじわと迫る中…

日本科学未来館主催による

リアルラボ@新日本製鐵君津製鉄所+富津研究所ツアーに息子と参加

 






(鉄の製造技術は、世界トップランクに位置する日本。その技術を守るため撮影許可が下りたのはこの場所のみ…貴重なショットです)

このツアーは当初、新日本製鐵君津製鉄所の製鉄工場見学と、富津研究所での最先端の鉄学を7時間かけて体験する企画でした…

しかし…
運悪くも、この日は記録的な暴風雨の日。
企画は大幅にカットされ、4時間のツアーとなってしまいとても残念



しかしながら、良い鉄鉱石の見分け方や、鉄の新素材としての開発プロジェクトなど知的好奇心を湧き立たせるお話に瞳はキラキラ

大変勉強になりました。
新日本製鉄の皆様、ご企画された日本科学未来館の皆様どうも有り難うございました。

そして、行きはよいよいでしたが…帰りは本当にコワイ

電車がどんどん運休される中、私たちは運よく都心まで連れて行ってくれる高速バスに乗車
ところが、乗車した途端アクアラインが封鎖…
バスは京葉道路に迂回…通常ならば90分の道のりを3時間かけた家路となりました

しかし、無事に帰宅できただけでも感謝
貴重な体験尽くしの一日でした


JUGEMテーマ:工場見学



 

at 21:31, HarumiYasuda, 科学

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未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開2011 @東京大学

日本科学未来館からのご案内「命を救う“マイクロ”の世界」 の見学に東京大学生産技術研究所 東京大学先端科学技術研究センターへ行って参りました。

もちろん見学するのは息子。私は付き添い…の予定でしたが、最先端科学のお話に聞き入ってしまい、夢中になってしまったのは、私の方だったかもしれません。

大島まり先生の研究室で、ご説明いただいた脳血管内の血流ー血流壁の相互作用。数値解析・モデル実験。微小流路内における血球や液滴などが混在した混相流の可視化計測。

血管内の赤血球がどのようにゆがみながら血管をとおるのか…血管内ではびっくりするほどの強い圧を受けながら赤血球が(おそらく形をゆがませながら)、猛スピードで走っているそうです。

これを人の血管全てのモデルを使って計測し、コンピューターグラフィックを作成。
それによって、薬を飲んだり、注射をしたら、およそ何秒後に体のどこに到達するのか、計測が可能なのだそうです。

横浜市立大学病院との連携もされていて、個々の患者さんの血管モデル、血流の速度を計測し、効果的にがん細胞へ抗がん剤を投与。舌癌を完治されたご実績には感動しました。

この治療法を確立するまでには、数値解析チームがコンピューターシュミレーションを行い、実験チームが証明してゆく過程を経るようです。

シュミレーションできても、実験でまだ証明できない事項もあるとの事で…と、いうことは、これからの医学はまだまだ発展の余地が大きくあるって事ですね。

科学者…というと、やはりとっつきにくいですとか、気難しそうなどという固定観念がつきものですが、皆様ほんとうに一生懸命にこの超文系の私に辛抱強くご説明くださり、そのさわやかさ、そして、当然のことながらの並外れた知性に感服致しました。

その他…現在も被災地で活躍されている自立型海中ロボットを体験させて下さった浦環・高川真一先生の研究室に大勢の男の子たちが大興奮。一番の熱気でした。

無反響スタジオでさまざまな音の体験をさせてくださった坂本慎一先生の研究室…ご説明された先生がフルートを実際に演奏しながら、音響の解説をしてくださいました。
拍手が華やかに響くホールの音響とベタッと響いてしまうホール。でも、実際演奏すると後者のホールの音の方がしっかりと手ごたえのある音になる。そんな興味深い体験もさせて頂きました。

先端音響工学の世界は、きっとデータに頼るだけではなく、演奏者と「音」の話ができる先生が必要とされているのでしょう。

先端科学技術と文化の接点をみることができました。

異分野だと思っていた世界と自分が住んでいる世界につなぎ目を見つけた時。
可視世界が広がる瞬間って素敵ですよね。

東京大学の皆様どうも有り難うございました。
来年も伺いたいです。







at 21:18, HarumiYasuda, 科学

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